桑名といえば『はまぐり』
- 2014/09/29
- 07:15
桑名といえば、『はまぐり』。
東海道五十三次の旅人達にも、
焼きはまぐりは親しまれていた。

松葉を燃やし、
殻ごと焼いていた様子。

江戸時代には、
「その手は桑名の焼きはまぐり」という言葉が流行った。
これは
「うまいことを言ってもだまされない。その手は食わないぞ」
という意味で使われ、
”桑名”と”食わない”をかけたもの。
具体的な使い方としては、
「お姉さん美人だから、2個買ってくれたら1個サービスするよ」
「残念、その手は桑名の焼きはまぐりよ。」
・・・・的な感じらしい。
昔から、桑名=はまぐりのイメージは強固なのです。
実際、県外の人に、
「桑名」の地名を出すと、
大概が「あ~、焼きはまぐりね」といわれる。
なぜ桑名では「はまぐり」が有名なのか。
それは上流から流れてくる土砂が良いのと、
桑名に流れる揖斐川・長良川・木曽川の淡水が、
伊勢湾の海水と混ざり合う気水域の環境が、
はまぐりの育成に最適だからとのこと。

かつては3000トンも、
水揚げされていた地はまぐり。
水質汚染等で、
一時は漁獲量が1トンにまで激減し、
絶滅の危機とも言われていた。
しかし今は、
漁協が畜養に力を入れ、
20~30トン前後に回復している。
現在、日本で出回っているはまぐりの大半は、
中国や韓国からの輸入物で、
チョウセンハマグリやシナハマグリが占めている。
なので、「地はまぐり」は
とっても希少価値が高い。
輸入物と比較すると、
殻に艶があり、八の字模様が特徴。
味はふっくらと柔らかで甘みが強く、
その美味しさは日本一と言われている。
お値段の差がまたすごい。
地はまぐり(特大):3000円/500g。
輸入物:650円/500g

漫画『美味しんぼ』でも、
桑名の地はまぐりが登場(恵みの貝編)。

はまぐりは、
天然サプリメントと言われるほど、
高たんぱく・低カロリーで、
鉄分等の栄養素を多く含んでいる。
購入する場合、
種類豊富なのは「貝増本店」。

少しリーズナブルなのは、
創業大正2年「マルヨシ水産」

銀座の高級寿司店「久兵衛」にも出荷している。

目と耳と手の感覚で、
選別する職人技。

時価なので、
日によって価格は変わるけれど、
地はまぐり(大)は、
大体1㎏3,000円程。

続いて「丸元水産」

この日は、
地はまぐり(大)は、
大体1㎏2,000円強。

家での食べ方は、
サッと洗ったはまぐりを、
殻のままアルミホイルに軽く包み、
ホットプレートで焼く。

食べ頃になると、
殻がパカッと開く。

お出汁はこぼれないよう
飲み干しましょう。
先日、はまぐりを食べながら、
何ではまぐりは漢字だと「蛤」??
という話題になった。
貝なのに虫偏って不思議。
調べたところ、
昔々の中国で、
生物を五つに分類しており、
ひと(人偏)、けもの(けもの偏)、とり(鳥偏)、さかな(魚偏)、その他(虫偏)だったそう。
蛤はどこにも属さない
その他の虫に分類。
因みに、虹(にじ)は??
これは、
空を駆ける竜のイメージで、
貝同様「その他」の生き物へ分類。
牡蠣(かき)や蜥(トカゲ)、蛸(タコ)も同じ。
蛤に戻ろう。
右側の「合」の由来は、
貝殻が他同士では合わない
というところからきている。
なので、夫婦円満を意味するとして、
結婚式などの祝い事や雛祭りに、
「自分にぴったり合う相手が見つかりますように」
との願いを込め、
蛤のお吸い物を飲むそう。
平安時代から、
合う貝殻を探す「貝合わせ」という遊びもある。
あとは、「ぐれる」という言葉も、
はまぐりからきたそう。
ぴったり合うというはまぐりの、
「はま」と「ぐり」を入れ替えて
「ぐりはま」と言うと、
逆に”ぴったり合わないこと”になり、
「ぐりはま」を動詞化した「ぐりはまる」が進化して、
「ぐれる」という言葉になったらしい。
へ~。
品行方正な優等生ははまぐりで、不良はぐりはまか。
強引な気がするけど、
ちょっと可愛いね( *´艸`)。
☆マルヨシ水産☆
住所:桑名市地蔵147-3
電話:0594-23-4006
☆丸元水産☆
住所:桑名市大字赤須賀2215
電話:0594-22-0537
時間:9:00~17:00
定休:毎週土曜日・祝日の前日・ 火曜日(不定期)
東海道五十三次の旅人達にも、
焼きはまぐりは親しまれていた。

松葉を燃やし、
殻ごと焼いていた様子。

江戸時代には、
「その手は桑名の焼きはまぐり」という言葉が流行った。
これは
「うまいことを言ってもだまされない。その手は食わないぞ」
という意味で使われ、
”桑名”と”食わない”をかけたもの。
具体的な使い方としては、
「お姉さん美人だから、2個買ってくれたら1個サービスするよ」
「残念、その手は桑名の焼きはまぐりよ。」
・・・・的な感じらしい。
昔から、桑名=はまぐりのイメージは強固なのです。
実際、県外の人に、
「桑名」の地名を出すと、
大概が「あ~、焼きはまぐりね」といわれる。
なぜ桑名では「はまぐり」が有名なのか。
それは上流から流れてくる土砂が良いのと、
桑名に流れる揖斐川・長良川・木曽川の淡水が、
伊勢湾の海水と混ざり合う気水域の環境が、
はまぐりの育成に最適だからとのこと。

かつては3000トンも、
水揚げされていた地はまぐり。
水質汚染等で、
一時は漁獲量が1トンにまで激減し、
絶滅の危機とも言われていた。
しかし今は、
漁協が畜養に力を入れ、
20~30トン前後に回復している。
現在、日本で出回っているはまぐりの大半は、
中国や韓国からの輸入物で、
チョウセンハマグリやシナハマグリが占めている。
なので、「地はまぐり」は
とっても希少価値が高い。
輸入物と比較すると、
殻に艶があり、八の字模様が特徴。
味はふっくらと柔らかで甘みが強く、
その美味しさは日本一と言われている。
お値段の差がまたすごい。
地はまぐり(特大):3000円/500g。
輸入物:650円/500g

漫画『美味しんぼ』でも、
桑名の地はまぐりが登場(恵みの貝編)。

はまぐりは、
天然サプリメントと言われるほど、
高たんぱく・低カロリーで、
鉄分等の栄養素を多く含んでいる。
購入する場合、
種類豊富なのは「貝増本店」。

少しリーズナブルなのは、
創業大正2年「マルヨシ水産」

銀座の高級寿司店「久兵衛」にも出荷している。

目と耳と手の感覚で、
選別する職人技。

時価なので、
日によって価格は変わるけれど、
地はまぐり(大)は、
大体1㎏3,000円程。

続いて「丸元水産」

この日は、
地はまぐり(大)は、
大体1㎏2,000円強。

家での食べ方は、
サッと洗ったはまぐりを、
殻のままアルミホイルに軽く包み、
ホットプレートで焼く。

食べ頃になると、
殻がパカッと開く。

お出汁はこぼれないよう
飲み干しましょう。
先日、はまぐりを食べながら、
何ではまぐりは漢字だと「蛤」??
という話題になった。
貝なのに虫偏って不思議。
調べたところ、
昔々の中国で、
生物を五つに分類しており、
ひと(人偏)、けもの(けもの偏)、とり(鳥偏)、さかな(魚偏)、その他(虫偏)だったそう。
蛤はどこにも属さない
その他の虫に分類。
因みに、虹(にじ)は??
これは、
空を駆ける竜のイメージで、
貝同様「その他」の生き物へ分類。
牡蠣(かき)や蜥(トカゲ)、蛸(タコ)も同じ。
蛤に戻ろう。
右側の「合」の由来は、
貝殻が他同士では合わない
というところからきている。
なので、夫婦円満を意味するとして、
結婚式などの祝い事や雛祭りに、
「自分にぴったり合う相手が見つかりますように」
との願いを込め、
蛤のお吸い物を飲むそう。
平安時代から、
合う貝殻を探す「貝合わせ」という遊びもある。
あとは、「ぐれる」という言葉も、
はまぐりからきたそう。
ぴったり合うというはまぐりの、
「はま」と「ぐり」を入れ替えて
「ぐりはま」と言うと、
逆に”ぴったり合わないこと”になり、
「ぐりはま」を動詞化した「ぐりはまる」が進化して、
「ぐれる」という言葉になったらしい。
へ~。
品行方正な優等生ははまぐりで、不良はぐりはまか。
強引な気がするけど、
ちょっと可愛いね( *´艸`)。
☆マルヨシ水産☆
住所:桑名市地蔵147-3
電話:0594-23-4006
☆丸元水産☆
住所:桑名市大字赤須賀2215
電話:0594-22-0537
時間:9:00~17:00
定休:毎週土曜日・祝日の前日・ 火曜日(不定期)
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